2015年2月9日月曜日

Canteenについて

インドで勤務していた会社には、食堂があった。
英語でCanteen(キャンティーン)と言う。
ちゃんと調理場がついていて、そこで作った出来立てのものが提供される。

最初に銀色のプレートを取り、そこに食事を好きなだけ取っていく。
・野菜(大根、にんじん、きゅうり、たまねぎ、トマト)
・サブジー(ドライ)=野菜炒め
・サブジー(カレー)=いわゆるカレー
・ライス=すごく粒の長い米
・変なにおいのするヨーグルト
・デザート=練乳みたいなスープにレーズン、春雨状の固形物
みたいな構成。2週間くらいのローテーションで、似たようなメニューが回転していく。
俺はお代わりするほど大好きだったけれど、嫌いな人は全然食べなかった。

とにかく味が濃い。油、塩気、辛み、いずれも強い。
なので、高血圧の人などはドクターストップが掛かった人もいた。
ヨーグルトは最初はオエッてなったけど、そのうち癖になるほど好きになり、
お代わりを何度もするようになった。
キャンティーンを仕切っている陽気なおじさんには、
「ここらの日本企業に数多く食事を提供しているけど、ヨーグルトをお代わりする日本人はお前だけ」
と言われた。誇らしい。

インド人は、ベジタリアンが多い。
なので、食事はベジ向けであり、肉がない。
しかしたまにノンベジ(肉入り)となる。
虫が入っているのである。
俺も何度か、調理されてしまった虫を見つけ、そのうち数回は「がりっ」と噛んでしまった。
おそらく、何回かは知らずに食べてしまっているのだと思う。
そんな時のベジタリアンのインド人のクレームの入れ方が最高だった。
「虫が入っている!俺はベジタリアンだぞ!」
って、まるでノンベジが虫を食べるような言い方。
それ、間違ってるよ!

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