2015年2月12日木曜日

停電地獄インド

インドのインフラ整備は、まだまだである。
ひとくちにインフラと言っても色々あるけれど、特に勘弁してほしかったのは電気。
毎日10回くらい停電するのだ。
最初はびっくりしたけど、途中から気にならなくなった。
部屋で電気を使いすぎたとか、工場の設備をいっぺんに動かしたとか、そういうレベルの話ではなく、地域の変電所が落ちるのだ。
原因は、雨だったり、垂れ下がった電線が切れたりとしょーもない。

余談だが、工場建設の段階では、この停電を想定していなかった為、
操業中に突然ライン停止してしまい、設備がダメージを受けまくってしまった。
結局シティーパワーを使うとリスクが高いため、UPS入れたりディーゼル入れたりして、後から大変な金が掛かってしまった。

事務所業務に関してはUPS(無停電電源装置)を入れればしのげる。
割とすぐ復旧するので。
一番困ったのは、夏場の夕方に停電し、夜中まで復旧しない時。
インドの夏は暑い。夜でも40度くらいになっていたと思う。
なので、クーラーがないと寝られないし、部屋にいるだけでも苦痛である。
しかし、仕事から帰ってきたら停電しているのである。
そういう場合は、復電するまでじっと我慢するか、外で涼んでいるしかない。
涼むといっても部屋の中よりはマシというレベル。さらに蚊にかまれて最悪デング熱のリスクもある。

復電するにも段階があって、アパート全体で受電した分を、家賃の高い部屋から順番に供給していく。
家賃の低い我々の部屋は、いつも後回しだった。
隣の部屋は明かりがついてるのに、自分の部屋は暗いまま。
ひどい時など、階段の電気が先についたこともあった。

インドの発展は、インフラの発展なしではありえない。
もっと言うと、こんなインフラでインドの軍隊は戦争できるのだろうか、
と余計な心配をしてしまう。
(人間の質を見ていても、とても軍隊が強いとは思えない)

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