2015年2月17日火曜日

インドの詐欺師について

インドにはいろんな職業の人がいる。特に観光地では、胡散臭いやつらがたむろしており、無知な金持ちの外国人をてぐすね引いて待っている。
私の出会った衝撃の詐欺師をご紹介したい。

場所は、デリーのお土産屋が軒を連ねる「コンノートプレイス」という場所。
私は出張者を観光案内し、最後にお土産屋さんに連れてきた。
地下にもお土産屋があり、いくつか地下街への入口がある。
そのうちの一つに入ろうとすると、インド人に声を掛けられた。
「ここは地下街の入口じゃないよ。こっちだよ」
そんなわけない、と思ったけど、別に問題ないだろうと付いて行き、彼の言う「正しい入口」に来た時。
一度立ち止まり、「ここだよ。上に書いてあるでしょ!」としきりに視線を上に誘導する。
わかったわかった、ありがとう、とその入口から地下街に入ろうとしたとき。
「ちょっとまって!」
と謎のちょっと待ったコール。
「あなた!靴に鳥の糞がついているよ!」
と言う。出張者の靴を見ると、確かにクソがべっとりと。
「歩いている間にちょうど落ちてきたんだね!」
「でもあなたはラッキーだね。ちょうどそこに靴掃除の人がいるよ。僕が頼んであげる。ハイ、500ルピー」
おいおい待て待て!
お前、俺らが上を向いている間にクソを盛りやがったろ!とか、
靴掃除に500ルピーは高すぎるだろ!とか、
何でちょうどいい具合に靴掃除の男がいるんだよ!とか、
突っ込みどころ満載で、何から突っ込んでいいか分からずしばらく唖然としてしまった。
とにかく、人間の心理をついた鮮やかな手法に感心し、要求する値段のがめつさに笑った。
また、多分2人でクソを盛るタイミングとか一生懸命練習したんだろうな、とか考えた結果、結局掃除させて、敬意を表して15ルピーをあげた。
なにやらわーわー言っていたが、無視して地下街に入った。

私はサンダルをはいていたからクソを盛られずに済んだ。サンダルだと、クソを持った時に気付かれないようにするのが難しいからね。
何がいいたいかって言うと、「コンノートプレースはサンダル履きで行け」ってこと。

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