2015年2月11日水曜日

インド人の運転について

インド人は、車の運転がとても荒い。
割り込み、逆走、路肩走行、何でもあり。
スピードもすごく出す。
ドライバーによっては、居眠り運転をするやつもいる。
道路も悪いので、なれないウチは車酔いする人も多い。

また、渋滞がとても多いが、その原因が日本とは異なる。
■事故渋滞
そこらじゅうでしょっちゅう事故っている。
多いのはトラックで、超過積載状態の積荷をぶちまけて横転している光景を良く見る。
■羊飼い渋滞
道端を羊飼いが羊を100匹くらい連れて歩いている。
■交差点渋滞
インドには、大都市にしか信号がない。
ニムラナからデリーまでの2時間、デリー近郊まで信号が一つもない。
なので、交差点がカオス。我先にと交差点に突入し、譲り合い精神が全くない。
クラクションなりまくり。
一日で一生分のクラクションを聞いた気分になる。
■水没渋滞
雨が降ったときは、水はけが悪い為、道路が池になる。
しかも水が汚い。足を入れると、多分傷口からばい菌が入って破傷風になる。
■暴動渋滞
時々、暴動が発生する。ストのデモだったり、異なる宗教間のいさかいだったりする。
そういう場合は、車が燃やされたり略奪があったりして危険な為、
警察が道路を封鎖してしまう。
その結果、ひどくでこぼこの田舎道を通る為、乗ってるだけで疲れる。
■トラック渋滞
商用トラックがデリーに入れるのは夜しかないため、夜間はデリー方面が死ぬほど混雑する。
なので、夜のフライトは要注意。
19時頃ニムラナを出ると深夜25時のフライトにギリギリ。
かといってそれより早く出ると、まだ渋滞していない為、空港に早く到着してしまい、
暇をもてあましてしまうのだ。

以上、悪いことばかり書いたが、良い事もある。
私がいた1年半で、目に見えて道路の整備が進んでいった。
ニムラナ・グルガオン間をつなぐNH8は、交差点のフライオーバー化(高架化)が進み、1時間近く移動時間が短縮した。
都市間を結ぶ幹線道路もどんどん発展し、バイパスが充実していった。
デリー(正確にはNoida)とAgura(タージマハールがある町)の間には、有料の高速道路が開通し、下道で10時間以上掛かったのが2-3時間で到着するようになった。

インドはモータリゼーションの真っ最中であるが、ようやくインフラが追いついてきた感がある。
10年後が楽しみだ。
その頃には、完全に自動車が浸透し、道路網も整備され、人々のモラルも高まり、少しは住みやすい場所になるであろう。
といってもあの国民性は簡単に消えないだろうから、外国人にとってはまだまだ住みにくいだろうけど。

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