2015年2月16日月曜日

インドの輸送インフラについて

インドで予想しにくいリスクの一つに、輸送がある。
インドの輸送は想像以上に、というか日本で生活している人には想像もつかないトラブルがある。

◆郵便物が届かない!
日本の実家から荷物を送ってもらった。しかし、何ヶ月絶っても到着しない。貴重な食材や、両親が海外旅行に行ったときのお土産が入っていたのに…
どこまで荷物が届いたのか、調べるすべもなかった。
後から聞くと、最寄の郵便局に来ている可能性もあるから、問い合わせるなどして受け取る方法はあるようだ。自分の執念が足りなかったのかもしれない…

◆設備を落っことす!
新ラインの立上で、日本から海送されてきた設備を荷揚げする際、何とクレーンで吊った後に落としやがった!当然設備はひしゃげた。
保険で作り直したけど、しばらくはひしゃげた設備の使えるところを何とか直して使った。

◆輸送時の振動でぶっ壊れる!
別の設備を輸送した時の話。工場まで到着した設備をあけてチェックしてみると、制御版とか、ブロワーの中身がぐちゃぐちゃ!
どうも輸送時の振動でこうなったらしい。道が悪いにも程がある!

◆積荷をぶちまける!
木箱に入れた加工ロールが納入されたとの連絡を受け、工場へ見に行くと、信じられない光景が。
何と、中身が荷台にぶちまけられている!これも振動で中身が木箱を壊して飛び出してきたようだ。
すぐにメーカーと輸送業者を呼んで対応を相談。
メーカーの技術部長さんや営業所長さん自ら、クソ暑い中、サンドペーパーで疵の手入れをしてくれた。汗まみれで気の毒だったが、仕方ない。私に出来るのは、スポットクーラーとドリンクの提供だけであった。

◆荷物を勝手に道端に降ろして遊びに行く!
工場で使う資材が届くのを待っていたが、なかなか届かない。調べてみると、何と!運転手が勝手に荷物を道端に降ろして遊びに行ってしまった!しかもわざわざクレーンを自分で呼んで…。

インドの輸送は、本当に沢山のリスクをはらんでいる。
時間通りに絶対届かない。運転手が寄り道したり、休み休み来るからだ。
インドでは輸送業界が強い力を持っているらしく、そのようないい加減な運転手を首にできないそうだ。
なんだかなぁ。

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