2015年2月15日日曜日

インド人の給料について

インド人の給料は安い。
うちの会社を例に取れば、工場オペレーターは、高校新入社員で月給12000円ほど。
これでも平均よりは高いと言う。
また、スタッフは経験によるが5万~10万円。その上のマネージャークラスになると、15万円程度になる。
同じ会社にいるより、箔を付けて転職する方が給料の上がり代がデカイので、長期的な成長よりも短期的な給料アップに飛びついて転職をするものが多い。
というか、最初から転職前提で会社に入ってくる。
「うちの会社にずっといるつもりあるの?」って聞くと、正直に「4年位したら転職する」と答える。
私が残念な顔をすると、「ずっといることも考えるよ」と取り繕う。
彼らも定年まで勤め上げる日本文化は知っていて、こう答えたほうが受けが良い事も分かっている。
彼らは、4年位したら一通り今の会社の技術を学べると考えており、未につけた技術を売りにして次の会社を探すつもりなのだ。
しかし!たった4年で全てを学べるほど、技術の底は浅くないと思うのだ。
転職の盛んな国は、どうやって技術力を高めていく仕組みになっているのだろうか…
いずれこれは勉強しなければならない。

さて、話はそれたが、次はドライバーの給料について。
彼らは1日300円+残業代。それで大家族を養っているんだからスゴイ。
まードライバーは結構おいしい事もあるので、生活には困らないのだろう。
休日プライベートで車を使った時に、200円くらいお小遣いをあげたりするし、
任期を終えて帰る事になったけど、現地通貨が余ったからドライバーにあげる人もいる。
ある人は、空港まで送ったドライバーに1万円強あげていた。
別の人は、空港まで送ってくれたドライバーに「ドライバー全員に渡しておけよ」と2000円x3を託した。
(結局こいつはそのまま他のドライバーに渡さず、全額ネコババ。しばらくしたら、彼のケータイが立派なスマホに変わっていた)

なので、月に何十万ももらう日本人は、インドでは金持ちであるし、給料に見合った働きをすべく気を引き締めねばならない。
しかしインド人の給料が安いのは確かだが、生活費も安いので、贅沢しなけりゃ余裕で生きていけるし、それはそれでのんびり過ごせて幸せなのかもしれない。

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