2015年2月18日水曜日

詐欺師判定が難しいケース

観光地で声をかけてくるインド人が、全て詐欺師か?というと、判定に迷うケースもある。
実際、今になっても彼らが何をしたかったのか分からない。
友達になりたいだけ、ってやつもいたって話。

これも、先日書いたコンノートプレースでの話。
雑踏を歩いていると、若い二十歳くらいのあんちゃんが「Japanese?」と声をかけてきた。
俺は日本人が好きだ、ほら今までこんなに友達が出来た、と小汚い手帳を見せてくる。
確かに、彼の手帳には日本語で名前やらコメントやらが書いてある。

彼はさらに続ける。
俺は別に金が欲しいんじゃない、ただ友達が欲しいだけなんだ、と猛烈アピール。
どこに行きたい?いいとこ案内してあげるよ、そうだ近くにお寺があるんだ、そこ行こう。
と、インド人特有の押し付けがましさで、猿の神様のお寺に連れて行かれた。
熱心に案内してくれて、ここでお祈り、ここでお賽銭、とか怒涛の世話を焼いてくれた。
で、チップでも要求してくるのかと思いきや、「じゃ!楽しんで!」って帰っていった。

こちらは完全に金をせびられると身構えていたもんだから、拍子抜け。

また別の日、地下鉄の駅をうろついていたら、インド政府認定の日本語観光ガイド(インド人)に声を掛けられた。
「どこへ行きますか?行きたい所があったら案内しますよ」
と言われ、まだインドになれていなかった私は押し負けてしまい、案内してもらう事になった。
バス代を払ってくれたり、観光案内をしてくれたり、マッサージ屋に連れて行ってくれたりと、色々と世話を焼いてくれた。
特に裏はなさそうだったし、ガイドで飯を食ってる人に対する敬意のつもりで、帰り際に500ルピー渡した。
この人も未だに何がしたかったのか謎だけど、後から考えると、お土産屋に連れ込もうとしたり、連れて行かれたマッサージ屋がなじみっぽかったりと、行く先々でつるんでいる感があったなと。
まあ、チップ渡したし、うやうやしく手を合わせてお辞儀してくれて気分も悪くないし、よしとするか。
今はもう自分もスレてしまったので、こういう人たちに着いて行くことはないけれど。

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